●予防接種(混合ワクチン接種)について

生まれたばかりの仔犬や仔猫は、生後すぐ母乳から伝染病に対する抵抗力である抗体(移行抗体)をもらいます。しかしこの移行抗体はいつまでも存在するわけでもなく、早い場合で生後60日(2ヶ月)、遅い場合で90日(3ヶ月)ぐらいには伝染病に対して抵抗できないぐらいのレベルに無くなります。ですので、この期間内にワクチン接種を複数回行い、十分な抵抗力を自分で作る必要性があります。

複数回行う理由としては、高い移行抗体が存在する時期に接種をしてもワクチンが効果を発揮しない(ワクチンブレイク現象)ことがあり、また「移行抗体がなくなる時期」は高額な検査をしないとわからないためです。したがってこの期間内に複数回ワクチンを接種するのです。

ワクチンによる抗体の維持は約1年です。1歳以上のワンちゃん、ネコさんは年1回の追加接種(伝染病ウィルスに接触させる意味合い)で伝染病から予防してあげましょう。

■□当院のワクチン接種の特徴!!□■
当院ではワンちゃん・ネコさんのライフスタイルにあったワクチンを飼い主様に納得して選択して頂いています。
ワンちゃんでは5種混合もしくは8種混合をどちらか選択して頂き、ワクチンによる副反応を未然に防止します。ネコさんでは3種もしくは5種混合をどちらか選択して頂き、ワクチンによる副反応を未然に防止します。

注意!!
0歳の仔犬や仔猫を予防接種に病院に連れてこられる場合は『自宅に来てから「一週間」の馴置期間』を置いてから御来院下さい。新しいお家に来た動物は環境に慣れるまでストレスにさらされ、ワクチンが効果を示さなかったり、接種後の体調不良をよく起こします。お家に馴れてから御来院下さい。



●ノミ・ダニ駆除について

ノミの寄生は戸外で多くの場合起こりますが、ノミの繁殖自体は室内で起こりえます。ノミの卵やさなぎは十分な湿度と温度下で発育し、さなぎが動物の足音を感知して孵化しワンちゃんに寄生します。ノミが寄生した場合の被害は、ノミアレルギー性皮膚炎、瓜実状虫(サナダムシ)症などがあり、同居する人にもノミ刺傷性皮膚炎などを起こすことがあります。
ダニの寄生はワンちゃんには「バベシア症」という致命的な疾患を媒介します。

こういった被害からワンちゃん、ネコさんを守ってくれるのが、

@「フロントライン」(ノミ・マダニ駆除薬)「フロントラインPLUS」(さらにノミの卵やさなぎを孵化させないお薬をプラス)
A「フォートレオン」(ノミ・マダニ駆除薬)
(リンクされていますので、HP上でお薬の詳しいお話が分かりやすく公開されています)

です。月に1回、背中への滴下で全身を守ってくれるたのもしいお薬です。
ノミは活動時期は(4〜10月)ですが、ダニは1年中活動します。可能ならば1年間の通年投与をお勧めします。

注意!!
上記のお薬は動物用医薬品です。ホームセンター、薬局で販売されているのは「医薬部外品」ですので、効能・効果のほどにご注意下さい。



●フィラリア(犬糸状虫)症の予防について

フィラリア症は「蚊」が媒介し、心臓に20〜30cmの糸状の寄生虫が寄生する病気のことです。この病気は治療することが難しく、「予防」することが重要になってきます。予防は5〜12月に、月に一度フィラリアの幼虫段階を駆除する薬を内服することで予防できます。枚方市の蚊の飛散時期は3月〜10月ですが、体内に入って30日〜60日の幼虫を駆虫するため予防時期が5月〜12月になっています。

注意!!
フィラリア予防薬の処方に関しては、農林水産省から指定されている「動物用要指示薬」であるため、投与開始前の4、5月には必ず動物病院での「フィラリアに感染していないことを立証する」血液検査を受診されて感染していないことを確認してから内服するお薬です。



●狂犬病予防接種について

狂犬病予防接種は国により制定された「狂犬病予防法」により生後90日以上のワンちゃんに接種する事、市町村に登録する事を義務付けられた予防接種です。ワンちゃんを飼われている方は年に一度、動物病院もしくは市が行う集合注射(3、4月発行の市広報など参照)にて接種し、条例で定められた大阪府が発行する「門票シール」「狂犬病予防接種済票」「犬鑑札」の発行を受けて下さい。

近年、狂犬病予防接種の接種率が低下し70%(都道府県によっては50%)になっています。国内で狂犬病をワクチンで清浄化する場合は、感染対象動物の接種率が90%以上必要です。ちなみに犬以外の哺乳動物も感染対象動物となりえます。国内の狂犬病清浄化のため、未接種の方は必ず接種して下さい。


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